Münster3
妻はMünsterで、他にも訪ねたい場所がありました
それは3年前に行った、あの、エスカーダ(ESCADA)
その少し前に日本で、妻を通してこの「女性物」ブランドを知り
ここのパンツをいたくお気に入りになっていた旦那様
前回Münsterの街をうろついていた時に、旦那様が突如立ち止まりウィンドウのデニムに見入っていたので
上を見あげますと、なんと正にそのエスカーダだった、というあのお店です
その時「実は・・・試着したいのは彼なんですけど」という妻の言葉を聞いた時の
店員さんの驚いた顔がとても印象的で
あれから3年で旦那様のエスカーダコレクションは格段に増えました
もちろん、DMの宛名が旦那様であるだけでなく、
好みを把握した店員さんから、新作が入荷すると「旦那様宛」に電話が入るシステムにもなっております
パンツに限っていいますと、イッセイミヤケよりも明らかに使用頻度が高い
そんな風ですから、せっかくドイツへ行ったんですもの、ドイツのブランドであるその店に寄らない手はないでしょう
「僕は、どっちでもいいんだけど~」「時間があったら寄るくらいでー」と言う旦那様の手を引き張り切って来店しました
入口で年輩の店員さんに「デニムありますか?」と尋ねると「どうぞどうぞ」と奥へ案内されまして
「デニムをお探しよ」と別の店員さんへバトンタッチ
その時点で、妻は「ん?」
引き継いだ店員さんが
「何サイズをお召しになりますか?」と聞きながらチラッと旦那様のほうへ視線を・・・
妻:「あの、もしかして3年前・・・」
店員さん:「ええ覚えていますとも」
そう、その女性は3年前に我々に対応してくれた、あの店員さんだったのです
当時のブログを見ましたら
『おそらくミュンスターを訪れた日本人で、エスカーダの婦人パンツを自分用に購入した初めての男性として、店員の記憶に深く刻まれたことでしょう』
と書いておりましたが
その推測は決して間違いではなかったようで
「決して忘れませんわーまたご来店下さって嬉しいですー」
「ええ、またお会いできてよかったですー」
盛り上がる女性陣の横で、ドイツ語は単語レベルでしかわからないのに内容を推測し話の流れをつかむことに長けた旦那様も
「あー、同じ人だったんだ~」とニコニコ
もちろん(?)この日も
ライトグレイのデニムをお買い上げ
しかも、カードでの支払いの際に店員さんが我々のファミリーネームを発音して覚えようと努めている様子だったので
こちらもお名前を尋ね
せっかくなのでお写真も
そして、Münsterに来たときには次回も必ず立ち寄る旨を約束したのでした
我々夫婦、友達が少ないわりに店員さんの知り合いだけはちょっと多め
都内へ行っても、買い物があるか否かに関わらず挨拶だけの為に立ち寄るというお店も少なくありません
でも、自宅から9000㎞以上離れた街では初めてです
私達が帰った後
「二度も来て、毎回男性のほうが買い物していく変わった日本人夫婦」として
きっとお店の人達の格好のネタになったことでしょう
もちろん、次回も訪ねますとも