Münster1
Potsdamでオモロイおじさん一家と過ごした後は
今回の最終目的地、ホストファミリーのパパママが住むMünsterへ列車で移動
パパは83才ながら、週に3回は地域のスイミングや運動クラブで活動し自宅地下での自転車こぎも欠かさないアクティブ派
頭の回転も立ち居振る舞いも、年齢からは想像できないほどの元気さです
でも、ママはこの3年で人工関節の手術や手首の骨折手術もして疲れやすくもなっている様子
「どこか行きたいところ、したいことはあるか?」と事前に聞かれたので、一つだけリクエスト:
それは、週に一度パパがボランティアで受け持っている「難民に対するドイツ語クラス」を見学させてもらうこと
家から車で5分程度の住宅街の中にある、簡易ではあるけれど新しく明るい清潔な建物
ここに数世帯が住んでいます
パパが教えている男の子の内兄弟の2人、その日は学校から帰宅しておらずクラスには参加しなかったけれど、その家族が私達を部屋に招き入れてくれました
マケドニアから来た彼らに正式の在住許可はまだおりておらず、現在審査待ちの状態だとか
しっかりと暖房がきいた30平米ほどの部屋に両親と娘3人、年頃の男の子2人には別室が与えられているそう
我々に飲み物を出そうとしてくれるのを丁重にお断りし
建物内にある教室へ移動すると、他の子が帰宅していないのでこの日はセルビアから来た15才の男の子一人
彼は自国で父親の商売を手伝わなければならなかったので、そもそも母語といわず「読み書き」そのものを習うのが、ここドイツに来てから初めての経験なんだとか
それにしても、最初にドイツ語習うのがウチのパパ(ドイツ人の中でもドイツ語の使い方にムッチャうるさいゲーテの専門家)というのは・・・運がいいのか悪いのか
既に在住許可がおりた家族には近所に一般の戸建てが与えられているので、この建物には現在空室もあるそうで
同時期に日本を訪問していたドイツの大統領も言っていたように
移民や難民に少子高齢化対策の一端を担ってもらおうという発想がある国の「正当な対応の現場」を目にする機会に恵まれ、我々にとっては非常にありがたい経験でした
おまけ:
そのあと、これまた前回にも前々回にも訪れた「お隣さん一家」に招かれ
手術の影響で人や物の認識が弱くなっているそこのご主人に
これまた前回同様、妻の「父親」だと間違われた旦那様
ここまでくると、お決まりのパターンを次回も期待してしまう
そんなホストファミリー訪問でございました